2025/05/24

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外交

頼清徳副総統、パラオ共和国の手厚いもてなしに感謝

2022/11/03
太平洋に位置する国交樹立国、パラオ共和国を訪問中の頼清徳副総統は2日夜、現地で晩餐会を主催し、パラオ政府及び国民の手厚いもてなしに感謝するとともに、両国関係のさらなる発展を祈念した。(総統府)
太平洋に位置する国交樹立国、パラオ共和国を訪問中の頼清徳副総統は2日夜、現地で晩餐会を主催し、パラオ政府及び国民の手厚いもてなしに感謝するとともに、両国関係のさらなる発展を祈念した。
 
頼副総統は挨拶の冒頭で、ウィップス大統領の招待と、台湾の訪問団を歓迎してくれたパラオ政府、上院・下院、国民全員への謝意を示した。また、パラオ訪問の初日(1日)、機上から見下ろしたパラオは「グラデーションの青い海に囲まれ、たとえようもない美しさであり、緑の島々はまるで海に浮かぶエメラルドのようだった」とその美しさを形容した。また、パラオ国内で見た空はとても高く、空気は澄み、非常に清潔な環境にあり、もはやこの国は「ピュアな天国」であると言っても少しも過言ではないと称えた。
 
頼副総統はまた、この2日間、すべての行程に付き合ってくれたウィップス大統領に感謝した。頼副総統は、ウィップス大統領の案内でミルキーウェイや無人島などの美しいスポットを訪れたほか、パラオに伝わる伝説をたくさん聞き、パラオの豊かな文化にも触れることができたと述べた。
 
頼副総統はさらに、台湾がパラオに学ぶべき点として、パラオが環境保全に力を入れていることを挙げた。パラオでは環境汚染を避けるため、殺虫剤や肥料を使わない。保護対象となっている魚を釣ってしまったら海にリリースする。また、ウィップス大統領の指導の下、パラオは気候変動への対応にも積極的に取り組み、2032年までにすべての電源を再生可能エネルギーに切り替えることを目指している。
 
頼副総統は、「中華民国(台湾)はパラオ共和国と二国間関係を強化し、さまざまな分野で緊密に連携し、ウィン・ウィンの関係を作りたいと強く願っている。台湾もパラオも海洋国家であり、気候変動問題には高い関心を寄せている。一緒に努力して、地球を守っていこう」と呼び掛けた。
 
頼副総統は最後に、台湾とパラオがいずれも民主国家であることにも言及。民主主義、自由、人権の価値を享受する台湾は、パラオ共和国と一緒に努力してこうした普遍的価値を守り、インド太平洋地域の平和と安定の維持に取り組んでいきたいと伝えた。
 

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